実は、びびは、元書店員なんです。
業界の裏側をみなさんにこっそり教えちゃいます。
暴露1 本屋の時給の話
さっそく本題にはいっていきましょう。
まずは、みんな大好きお金の話!
本屋さんの時給って、とにかっっっっっっっっく安いんです!
時給は、730円でした!
まさかの当時の最低賃金(笑)
8年ぐらい前の話だけどね…。もうそんな経つのか…。
ちなみにそんなに地方のところではないんだけどね。
本屋は薄利多売な業界らしく、当然バイトの時給も安くなります。
利益が少ない業界なので、万引きなんてされたら一瞬で利益が吹っ飛ぶらしいですよ!
万引きは、ダメ!ゼッタイ!
あと、アマゾンで買うのも良いけどたまには、店舗でも買ってあげてね!
じゃないと大手以外は全て淘汰されて、本のウィンドウショッピングができなくなっちゃいます(;゜ロ゜)
暴露2 なぜ在庫をたくさん置かないのか
本屋に行ってこんなこと思ったことありませんか。
在庫ないのかー。なんで置いてないの-?ってこと。
なぜ置いていないのか?
理由は、そんなに本をストックしておく場所がないからです。
本って毎日どんどん出版されているから、全てを網羅して置いておくなんて不可能ですし、出せる棚にも限度があります。
場所も貴重な資源という印象がありました。
そのため、店頭には、売れ筋の商品を中心に並べてあるということになります。
まぁ、本屋の規模にもよると思いますが…
暴露3 売れない本の行方は?
出版物の取次会社に返品します。
取次会社の2大勢力としては、日本出版販売とトーハンがあります。
どちらか片方の会社に返品していたというわけです。
暴露4 本屋のバイトって楽なのか?
そこまで楽ではないです。
飲食と比べるとそこまで、セカセカという感じはありませんでしたが、意外とやることがあって大変でした。
意外と作業量が多い
本の棚出し、付録がある本を紐で結ぶ作業、レジ、返品する本を探す作業、返品作業、シュリンク(本に透明なフィルムを付ける作業)、ブックカバー折り、予約した本を取りに来ないお客さんに電話、本の発注等々
とにかくやることがたくさんあるんです!!!
もちろんお客さん最優先なので、作業が途中で止まることもしばしばです。
何が一番辛いかと言うと、ちょこっとバイトのシフトに入るぐらいだと「何がいつ発売で」「どこにどんな本があるのか」全然分からないんです。
お客さんに聞かれても分かんないですし…
しかも当時、本を検索する機械の動作が重すぎて、めちゃお客さんを待たせてた記憶がある…(笑)
どこにどんな本があるか分からないと品出しもすぐできないし、返品用の本を回収することもままならないので、結構しんどかった記憶です。
「時給安いわ」、「覚えること多いわ」で、本が大好き+人間関係が良くないとやっていけない業界だと思います。
暴露5 本屋のバイトの特典
特典1 本を安く買える
新品の本が10%OFFで買うことができました。
本が大好きなバイト先の先輩は、本屋で稼いだお金をほとんど本に費やしているのではないかっていうぐらい、本を購入していました(笑)
本好きな人には魅力的な特典かも。
というか、本が好きじゃ無きゃ本屋で働かないよね普通。
大学の構内にある本屋も10%OFFで買えたので、実は、そこまで魅力的ではなかったりして…
特典2 余った付録をもらえる
働き先によるのかもしれませんが、びびが働いたところでは、付録がもらえました。
ファッション雑誌に付いている「ブランドとコラボしたバッグ」がもらえたりしたので結構嬉しかったです。
特典3 流行に敏感になる
売れた本を見てどの本が人気かというのも分かるのですが、実は書店員には、売る前から人気の本が分かっているのです。
そうそう。熟練度が上がるとね、本の声が聞こえるようになってくるのよ。
ってそんなわけあるかーい!!!
実は、取次会社から送られてきた本の量を見れば、ある程度、人気な本が分かるのです。
まー、言い換えれば、本屋が売りたい本と言えるのかもしれませんね。
そういう本は面陳(めんちん)したり、平積みしたりします。
本の表紙が見えるように立てかけて置く並べ方です
目に付きやすいというメリットの反面、あまり量をおくことができないというデメリットがあります。
台の上に本の表紙を上に向けて並べる方法です。
売りたい本、人気の本は、2列に並べたりします。デメリットは、他の本を置くスペースが減ることです。
限られたスペースで品出しするのは、意外と大変だったりします(笑)
人気な本は、表紙が見えるように並べられていたり、台の上に2列以上並べられていたりする本です。両方ともやっている本は、本気で売りたい本というわけです。
記事は以上です。