当初は鉄骨派でしたが、最終的には、木造派になり、住友林業で建てることにしました。
木造の方が快適と言われたりすることがありますが、この記事で木造の何が快適なのか伝えることができれば幸いです。
今回の記事はかなり主観的な内容をまとめた記事になります。
いつも以上に話し半分でご覧下さい。
その代わりかなり本音に近い部分をぶっちゃけるわよ。
元々鉄骨派だった理由
大工の腕の影響が少ない
工場で建てる家の方が精度が高そうだと思ったから。
トヨタホームやセキスイハイム等、工場で建てる系で家を建てれば大工さんの当たりハズレの影響が少なくなりそうだと思いました。
ただ、いくら工場で緻密に作ろうが、組み立てるときに大工さんの腕が影響してくることに留意が必要です。
鉄骨の方が安全そう
高層マンションが木造ではなく鉄骨であることを考えると鉄骨の方が安心感があります。
鉄骨の方が火に強そう
有機物の木の方が火に弱いのは明らかだと思ったから。
鉄骨住宅だと火災保険料が安いし、鉄骨住宅の方が火に強いのは明白だと思ったわ。
住友林業の家のように防火性が高ければ、木造でも火災保険料の水準が鉄骨コンクリート造りや鉄骨造りと同等になります。
住友林業の家は標準仕様で省令準耐火構造に対応しています。
(住友林業 BFカタログP12に記載あり)
鉄骨の方が頑丈で地震に強そう
鉄骨の方がシロアリに強そう
木造住宅は、シロアリ被害が怖いから微妙だなあっと思っていました。
鉄骨住宅もシロアリの被害が全く無いわけではありませんが、木造住宅に比べれば被害を抑えることができそうです。
住友林業ならタームガードで家全体をシロアリから守ってくれます。ただし10年ごとに10万円程度必要になります。
加圧注入剤使用住宅や鉄骨住宅とは異なり、家全体をカバーすることができるそうです。
住友林業にもらった書類によれば、シロアリは、加圧注入剤や鉄骨材を通過して未処理の木材を加害するんだとか…。
まぁ、話半分にね。
一条工務店の工場見学で知った鉄骨住宅のデメリット
鉄骨の方が安全という常識を覆す実験
木と鉄をバーナーで炙る実験
900度を越えると鉄柱は大きく変形
一方、木は歪みは少なかった!
もし現実がこの実験のとおりになるのであれば木造の方が火事の被害は少なくなる可能性も0ではないのかなぁと思いました。
一条の木材だったから、強かったのかしら?
んー、どうなんだろうね。
一条による「木造を好きになってもらうためのバーナー実験」と割りきっていたので話し半分に見ていましたが、少なからず私が木造派になったことに影響を与えていることに間違いありません。
一条工務店の工場見学に行って分かったことはこちら
住友林業にあった木と鉄の家模型で知った鉄骨住宅のデメリット
冷やされた木と鉄の模型
触れてみると鉄の模型はヒヤッとして冷たかったです。
熱伝導を考えると鉄の方が熱くなりやすく、冷たくなりやすいという、当然と言えば当然のことに気付かされました。
住友林業からもらった書類によれば、素材によって熱伝導(熱の伝わりやすさ)が異なるそうです。
住友林業からもらった書類より
鉄の方が木よりも440倍、熱が伝わりやすいらしい
「鉄骨の熱伝導の話」は後から出てくるので覚えておいてね!
指で引っ張ると揺れる木と鉄の模型
鉄の模型の方が揺れが大きかったです。
鉄の方が自重が重いので必然的に揺れが大きくなります。
自重が重いと地震で揺れやすいのは当然の話ですが、私はこのときまでそれを意識することはありませんでした。
「鉄骨住宅の方が地震に強い」という神話は私の中で崩れ去ったような気がしました。
※諸説あります。
木造住宅だと「木がたわむので地震の揺れが収まりやすい」なんて話もどこかで聞いたことがあるわ。
鉄骨のマンションと木造アパートに住んだ経験
短期間ではあるものの鉄骨のマンションに住んだことがあるのですが、木造のアパートと比べると鉄骨マンションの方が夏暑かった記憶があります。
(木造アパートも鉄骨マンションも2階の部屋)
一条ブロガーaoiさんの記事
鉄骨住宅が底冷えする話
《一条工務店「全館床暖房」実際に生活してみて感じた快適過ぎるが故の4つのデメリットと精神的につらいこととは》
aoiさんの記事を読んで思ったのは、鉄骨住宅だと底冷えする可能性があるということです。
近年、断熱性能が良くなっているとは言え、性質的なことを考えると鉄骨住宅の方が不利だと思いました。
ただし、鉄骨住宅の場合、鉄の熱伝導を逆に活かすことで、効率的に全館空調をすることが可能です。
セキスイハイムとトヨタホームの住宅展示場で全館空調を体験したけど快適だったわ。
後に全館空調の恐ろしいデメリットを知ることになるのだけど…
セキスイハイムお宅訪問での気付き
全館空調は乾燥する
体感で言えばエアコンがさらに強力になった感じでした!
床材が影響を受けるぐらい乾燥するのだとか…
乾燥について知りたい人へ
部屋が狭く感じた
不必要なところから柱が出ていて圧迫感を感じました。全体的に窮屈さを感じました。
住友林業のパンフレットによれば、同じ面積でも「木造」の方が「鉄骨造り」よりも室内有効面積が広くなるそうです。
概ね鉄骨柱のぶんだけ室内有効面積が広くなるっぽい!
住友林業 BFカタログP22より
びび宅のようにコンパクトハウスで鉄骨住宅にしたら余計に狭さを感じてしまいそうだと思ったわ…。
他にも、鉄骨の熱伝導を補うために断熱材がしっかりしているから狭く感じるなんて説もあります。
鉄骨住宅は高いと感じた
近年、鉄の値段が上がっているらしく、木造住宅と比べると鉄骨住宅は高いという印象を受けました。
結果として、もっと高いところで建てた感はあるけどね。
ちなみに固定資産税は鉄骨住宅の方が高いです。
快適なのは木造住宅
以上を踏まえた結果、私の中の結論として快適なのは木造住宅という結論になりました。
実際、住友林業に住んでみて感じるのは、心地良い快適さです。
窓を大きくしたせいか、若干、冷暖房は効きにくいけどね…(笑)
びび的まとめ
木造住宅が快適な理由
・素材的な視点で考えると鉄骨住宅は、熱伝導が高い関係で、夏暑く、冬寒くなりそう
・鉄骨の方が鉄柱の分だけ部屋が狭くなる可能性がある
・鉄の熱伝導を逆手にとった全館空調は快適だがとても乾燥する
・鉄の値段が近年上がっているらしく割高感を感じた
現場からは以上です。
おまけ 残念ながらアフターメンテナンスは木造住宅の負け
鉄骨住宅のほうがアフターメンテナンスや素材としての寿命は長い
長期保証の年数を考えても明らかね!
住友林業の場合、長期優良住宅の取得&LS30素材で建てれば、30年目までは結構良さげな感じですが…
住友林業と一条工務店とトヨタホームのアフターメンテナンスについて分かる記事
60年間無料点検や、60年間メンテナンスフリーの屋根材…セキスイハイムすごいわね。